集記事ログ

オンラインショップへ

にっこくコラム

わざわざ食べに行きたい!各地に伝わるご当地そば(関東地方編)

麺の種類や食べ方、つけ汁やかけ汁の味や香りなど、日本全国にはその土地土地の風土に適したそばがたくさんあります。
食べる時のパフォーマンスや見た目の違いもお国柄が色濃く反映され、面白いものです。
また、それぞれのそばの形態にあった器が考案されているのも興味深いところですね。

今回は関東地方に伝わるご当地そばをご紹介します。
関東地方では意外にも栃木・茨城県がそばの生産量全国6・7位(※農林水産省統計令和3年4月6日公表値より)とそばの生産地として有名です。また、埼玉の秩父や神奈川の秦野などでもそばの栽培がされ、都心から日帰りで楽しめるご当地そばも人気となっています。

関東地方に行った際は、各地の自慢のそばを食べ比べてみてはいかがでしょうか?

関東地方のご当地そば

●金砂郷そば(茨城県)

kantou_blog_20230222_01
茨城県久慈郡金砂郷町のそば。
現在は国内産のそばの中でも香り、味の評価が高い常陸秋そばという品種のそばを使用してそばが作られています。
水戸黄門も通って食べたとされるそば処です。

●ニラそば(栃木県)

kantou_blog_20230222_02
関東有数のそばの郷である栃木県の鹿沼市はニラの名産地としても有名で、そのし鹿沼市の名物が「ニラそば」です。
地元のそば屋ではメニューに必ずのっている定番そばで、各家庭でもよく作っています。

●日光手打ちそば(栃木県)

kantou_blog_20230222_03
日光連山に囲まれた日光市は、雄大な自然に恵まれ、朝霧夕霧が降りる土地柄美味しい蕎麦がとれます。
また、11月の日光そば祭りをはじめ、夏に屋外で手打ちそばと生ビールを味わうそばガーデンや手打ちそばの早食い選手権など、そばのイベントも多く行われています。

●秩父そば(埼玉県)

kantou_blog_20230222_04
秩父地方は四方を山々に囲まれた盆地になっており、小石が多く痩せた土地のため、古くからそばの栽培に適した土地として知られてきました。
また遠方からの来客があったときの”おもてなし”の料理として、どこの家庭でもそば打ちが行われ、伝統的な郷土の味として親しまれてきました。
秩父のそば屋で人気のメニューが、そばつゆに秩父産のくるみの実をすって溶かしたつけ汁で味わうくるみ蕎麦です。
ゴマだれなどに比べて見た目よりもさらっとして、非常にまろやかな味わいがクセになります。

●深大寺そば(東京都)

kantou_blog_20230222_06
東京都調布市にある深大寺周辺で食べられるそば。
由緒はいくつか存在しますが、調布市観光協会によると、江戸時代、土地が米の生産に向かなかったため小作人が蕎麦を作って蕎麦粉を深大寺に献上しました。それを寺側が蕎麦として打ち、来客をもてなしたのが始まりといわれています。
もともと水はけが良く蕎麦栽培に適しているだけでなく、蕎麦打ちや締めに使われる良質な湧き水が豊富だったことも、そばの名所を支えました。
現在も深大寺の門前を中心に20店舗以上あり、毎年晩秋に打ち立てのそばを「そば守観音」に献上する「深大寺そば祭り」が開催されます。

●東京二八そば(東京都)

kantou_blog_20230222_05
東京都麺類協同組合ではそばの風味が最も豊かで喉ごしの良い美味しいそばが、そば粉八割、小麦粉二割の黄金比で作られる「二八(にはち)」と言われていることから、2019年(令和元年)12月に「東京二八そば」としてブランド化を行ったそば。
「そばがき」や「そば餅」として食べられていたそばは、食べやすく、工夫され、現在の麺の形である「そば切り」に変化していきました。そして、そば粉8割、つなぎの小麦粉2割の割合で調理することで、切れにくく、つるっと喉ごしが良く食べやすい麺として、江戸の職人や町人から広まり、商家や武家に出前されるほど人気を博しました。

ご当地そばはその土地を表す料理

touhoku_blog_20230217_06
ご当地そばは、その土地の歴史や文化によってつくられた料理だといえます。
旅行に行く目的として、ご当地そばを食べるのもおすすめですよ。

なかなか旅行に行けないなんてときは、お蕎麦のお取り寄せという手段があります。
家にいながらも、ちょっとした旅行気分になれるでしょう。





日穀通販では、本格的な信州そばを気軽に楽しむことができますよ。
遠出がむずかしい方への贈り物としてもおすすめです。
touhoku_blog_20230217_07
  • 事前登録で今日から使える!新規会員登録していただいた方全員に割引クーポンをプレゼント

記事一覧へ