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にっこくコラム

新そばって、どんなそば?何が違うの?~旬を楽しむそば~

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9月になると稲が実り、刈り取られた稲が”はぜ”に干されている光景は、収穫期の風物詩です。
この景色を見ると、秋になったなあと季節の移り変わりを感じますよね。
そうなると、じきにあちこちのスーパーで「新米」を見かけるようになります。
新米とは秋に収穫され、その年の12月31日までに精米・包装されたお米のことを指します。
「新米」に切り替えた日は急にごはんがおいしく感じてしまいますよね。

●新がつくとうれしい「そば」

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そんなお米と同じく「新」がつくとうれしいものに”そば”があります。
新そばはそばが収穫されてから、およそ1~2ヶ月で提供されるそばのことをいいます。

採れた時期によって名前が変わり、
7~8月の夏に採れたものを「夏の新そば(夏新 なつしん)」
9月以降、秋に採れたものを「秋の新そば(秋新 あきしん)」と呼ばれています。

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新そばと呼ばれるのは主に秋に収穫されたものですが、近年は栽培形態も変わり、夏と秋の他にも春(主に5~6月)収穫した新そばも存在しています。

●なぜおいしいと言われるのか?その特徴とは?

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新そばがなぜ、おいしいと言われるのか?
それはもちろん「そばのフレッシュさ」です。
採れたて野菜や果物がおいしいのと同じように、収穫したての新そばも格別の味わいになります。
そばを美味しく食べられる条件はそばの「色・味・香り」とされていますが、新そばの時期のそばは薄くみどりがかった色味と、風味豊かな香りと味わいが特徴であり、そばが持つ美味しさをたっぷりと堪能することができます。

●おいしくなる秘訣は寒暖差にある!

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そばがおいしく育つ条件として、そばの実が黒くなりはじめる成熟期の頃に昼夜の寒暖差が10℃程度になること!
甘みや香りが強くなりおいしいそばが育つといわれています。
これはそば自体が凍らないようでんぷんを糖に変え身を守ろうとするため、甘みが増すのです。
夏から秋にかけ寒暖差が大きくなる場所が増えるので、よい栽培条件でおいしく育ったそばが多く出回るようになります。
そのため、「新そば=新鮮=おいしいそば」
と言われるようになりました。
また、秋そばは夏そばに比べると寒さに触れやすいため、より香りや甘みが強くなりやすいと言われています。
雪の下に、にんじんやキャベツなどの野菜を埋めておくのに似ていますね。

●新そばが楽しめるイベントも

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毎年秋ごろになると長野県各地で新そばを楽しめるお祭りが開催されます。
もちろん、日穀製粉でも新そば祭りを毎年開催しております。(※2023年度は終了致しました。)
新そばをはじめ、焼き立てのガレットやすいとん汁、そば茶などの自社商品の販売を行っています。
駐車場完備でこども広場もありますので、ぜひご家族みなさんでいらしてください。
もちろん、新そば(生そば)はオンラインショップでもお買い求めいただけます。
【オンラインショップはコチラから】

●さいごに

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日本は南北に長いため、地域によって新そばが楽しめる時期がそれぞれ異なります。

北海道では早いところで8月の終わり頃、九州や沖縄では遅いところで1月の終わり頃まで、北から南へ渡り歩けば半年近く新そばが楽しめます。

旬の食べ物で季節を感じるのもまた乙なものです。
ひんやりとした秋風と共においしいそばに舌鼓を打ちながら、新そばならではの味わいを是非感じてみてくださいね。
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